緊急対談! Soffice & Solid編
保坂)柔らかさと頑丈さ、相反する要素を併せ持つこのブランドには持って来いのネーミングだね。
松原)製法はボロネーゼ式グッドイヤー。イタリアの高級靴などにも使用されるボロネーゼ製法とグットイヤーウエルト製法を掛け合わせた独自の製法ですよね。ただこういう構造の話は今回はできるだけ回避したいんですけどシンプルにいうとどうですかね?
保坂)地面に近い部分は強くしっかりしていて、中は袋状だから柔らかくて履き易いでいいんじゃない。
松原)お~わかり易い!
保坂)うう…接客で使用するとたまに講義みたいになっちゃうもんね。
松原)このサンプルだと白い部分のライニングと中底が袋状になってるのは分りやすいですけど、僕はこんなに複雑ですってアピールすることの方が多いですよ。
保坂)正解だよね。こんな複雑な製法を採用して量産できてるのは世界中でユニオンロイヤルだけだよ多分(笑)
松原)TPでも売れすぎちゃったら、商品なくなっちゃいますね。
保坂)そういえば、ユニオンロイヤル(『Soffice & Solid』や『Trading Post』のオリジナルマッケイラインの生産拠点であり1952年創業の老舗靴メーカー)の話してなかったね。
松原)今回はスペースの都合上、割愛させて下さい(涙)
保坂)そうだね。たとえばヒール。左がソフィス、右がクロケットのハンドグレード。よりエレガントに見せる為、通常よりもヒールを高くしているんだよ。
松原)ほんとだ!でもその割には履きやすいですよね。
保坂)もちろん高くなって履きにくいのでは意味がないから、そういう設計でラストを作っているからなんだよ。
保坂)他にも色々あるけどこんな所もこだわっているよ。左がクロケット、右がソフィス。通常切り返しになっているキャップ部分がステッチのみになっているんだよ。写真ではわかりずらいかもしれないけど…
松原)でもこうすると切り返しのタイプより、革を贅沢に使わないといけないですよね。
保坂)その通り!本当は切り返しにした方がコストが掛からずに済むんだけど…
松原)ソフィスって一見シンプルなんですけど、こういった細かいところまでこだわってて、ほんと大人のエレガンスを感じます!
保坂)スタッフでもクロコ好きが多いからね。
松原)ソールの半カラスも通常のグリーンではなくてブラック! ウエスト部分も通常より絞り込んでいて美しい!
保坂)この価格(¥67,200)でここまで出来る靴はそうそうないと思うよ。
保坂)今回でソフィス&ソリッドの魅力を少しは知ってもらえたらいいですけどね。
松原)これで僕も今まで以上に気合が入った接客ができそうです! 全然関係ないですけど、今度は二人の大好きな食の対談でもしません?
保坂)OK! でももっとマニアックな話になりそうだからコラムには載せられないだろうけどな(笑)
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